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(順不同・敬称略)
胸に響く牛の鈴音。
悲しみが通り過ぎると、涼風が胸に残った。

菅原文太

光ファイバー、インターネット、瞬時にあらゆる情報が手に入る。
町には衣・食・住に関するあらゆる物が氾濫している。
でも何かが足りない。生きるということは? 真の幸せとは?
我々に鈴の音は聞こえてくるのか?

みのもんた(キャスター)

親が子供を育てるために身を粉にして働く姿、
時間の流れをゆっくり感じさせる映像に、昔の日本を思い出した。

大沢啓二(元・日本ハムファイターズ監督)

老夫婦と一頭の老牛が自然の中でゆったりと生きるという
何の変哲もない映画だが、観る者の心を揺さぶる。
コンピューターやコンクリートに囲まれた私たちの生活、
競争社会の中で疲れ切った現代人に、
この映画はこんな生き方もあるのだよと静かに語りかけてくる。
映画が終わった後、
ふと自分の頬に涙が流れていたことに気づくような映画だ。

藤田和芳(大地を守る会会長)

すべてを捨てたあとに生まれた。
奇跡のような物語です。

※コレカラ 2010.1月号より抜粋

立松和平(作家)

老夫婦と老牛だけ。ただこれだけを映し出して、
命あるものの生きる原点や生命力の強さを、
鑑賞した人の全ての心に強烈に焼きつけたのは、
ドキュメンタリー映画の歴史的快挙である。

小泉武夫(東京農業大学 名誉教授)

ドキュメンタリー嫌いの人にもお勧めします。
淡々とした押しつけがましい所のない本当に良心的な映画です。

ホンマタカシ(写真家)

この作品をみて、静かに笑い、そしてたくさん泣きました。
おじいちゃん、おばあちゃん、そして牛が主人公であるこの映画が
私の心をこんなに動かすとは思いませんでした。
韓国特有の情、温かさがあり、他の作品では見ることのできない
真実がありました。
今日も牛の鈴音が私の耳元に聞こえてきそうです。

ヨンア(モデル)

牛のように生きる父と、父のように生きてくれた牛の話……。積まれた薪を見ている間、涙が止まらなかった。

キム・ドンワン(神話/歌手・俳優)
※「牛の鈴音」のために日本語で書いてくださいました!

ひたむきに生きるということがこんなにも人の心を揺さぶるのか。
涙をこらえることができなかった。
慈しみ合い清貧に生きることの尊さ。
今の時代にこそ私達に勇気を与えてくれる映画だ。

黒田福美(俳優)

深く感動するすばらしい映画です。
ひとりひとりの故郷(ふるさと)の映画としてぜひ観てほしい。

張本勲(日本プロ野球名球会)

老いた牛が主役の映画に
感動できる自分がいてホッとしました。

永六輔(放送タレント)